こんにちは。
「キモチにユトリが生まれる片付け」整理収納アドバイザーの佐藤加奈子です。
ハードルを下げた「ゆる片付け」で家族で気持ちよく暮らしてます。
今日は長女の文房具の片付けネタなのですが、文房具の中でも筆記用具です。
勉強机の卓上で使っていたものを改善した話になります。
先にお断りしますが、美しい写真は出てきません。
もしご興味がありましたら、お付き合いください。
勉強机上の筆記用具の現状
こんな感じで勉強机に置いた「無印良品」の引き出しに、筆記用具が入っていました。
デスク上の文房具なんですが、デザインは気に入っているとのこと。
でも使いづらそうでした。
以前この引き出しは、私が他の収納に使っていました。
けれどその収納をやめて余っていたので、長女に要るか聞いたところ文房具入れに使ってくれました。
(無印良品の商品はデザイン性がすっきりしている分、ほかの箇所でも使いやすくて我が家は家の中を結構ぐるぐる回っています。)
長女はなんとなく使いづらいことがあっても、自分を合わせてしまうところがあり、「もしかしてこれって使いづらい?」と聞いても「気に入っているし、そんなことないよ。」と答えてくれます。(わりといつもそんな風)
ありがたいけれど、ちょっと疑ってみました。
きっちりよりは、ざっくりが好きな長女。
使うためには、引き出しを「いつも」引き出して、戻すという作業が必要。
入れる箇所は固定しているから悩まない。
アクション数を減らすと出し入れがラクになる
整理収納では、わりと「アクション数」というのを意識します。
モノを出し入れする際にそれに対する動作が多ければ多いほど、出し入れするのが大変です。
(ちょい置きを多用する方は、アクション数を減らしたいための行動かもしれません)
長女に関しては文具類が、机にあふれているわけではないのですが。
整理収納アドバイザーの私からすると、「勉強するときにもっと簡単に出し入れ出来たら、便利なんじゃないかな?」とおせっかいな心が出てきます。
そこでもうひとつの同じ高さの引き出しケースを買ってきて、改善することにしました。
以前は3段のタイプでしたが、今回は6段のタイプを購入しました。
引き出しが半分の高さになっています。
外側の大きさは3段と同じです。
使用前に写真を撮るのを忘れたので、画像をお借りしています。
本人に「こういうのどうだろうか?」と、事前にざっと話はしておいたところ「いいんじゃない?」と答えがあったので。
もちろん拒絶されたときは、その時はあきらめます(あとで数か月後にもう一度ヒヤリングをチャレンジするかもしれませんが)。
買ってきて「要らない」ことになったら無駄になってしまうので、その辺りは慎重です。
見やすく取り出しやすいを実現する
前置きが長くなりましたが、アフターはこちらです。
あえて浅い引き出しを設置したことで、開ける前から使うものがどこにあるかすぐ分かるし、戻すときに投げ入れる方法も可能になりました。
もっと量が減らせるるのでは?と提案しましたが、本人が全部使っているという答えだったので、これで完成です。
(使う人がモノの要る要らないは、判断するのでこのまま終わりました。)
たったこれだけの改善ですが、毎日使うモノこそ改善することによってとても使いやすくなりますよ。
さいごに
私は整理収納アドバイザーになる前は、「きれいに収納することこそが正解で、そのためには使う場所と収納用品がぴったり収まっていないといけない」という思い込みがありました。
けれど、自分が使いやすく、ストレスのない方が毎日ラクに暮らせるし、家族に対しても優しくできるようになりました。家族に対してもきっちり片付けて欲しいとは思わないので、ざっくりでも暮らしが回っています。
収納用品も「用途が限定されている」ものよりは「汎用性が高いもの」の方が、後に他の場所に使いまわすことができて無駄にならないことも多いです。
ちなみに今回の収納ボックスは縦置きだけでなく、横にして使うことも変更可能です。
このあたりのフレキシブルな対応ができるのは、うれしい。
大げさに感じられるかもしれませんが、私は整理収納を学んでから家族との生活がとてもラクになりました。
片付けで悩んでいるかたのお力になりたいと思いますので、小さなお悩みでも結構です。
是非お気軽にお問合せください。